所在地:デンマーク、ヘルシノア
"Out of the box"
三角形の空間には、オーク材の床に合わせて、オーク材のシェルを使用したセブンチェアがずらりと並べられています。セブンチェアは、艶消し仕上げの真鍮の脚に固定されています。「オーク材が真鍮と出会い、真鍮がオーク材と出会います」とLundgrenは言い、次のように続けます。「真鍮が使われているのは、ホールのこの場所だけです。海と繋がりがあり、温かみを感じさせるこの素材は、博物館の構造全体に使用されている冷たいガラスやアルミニウム、そして特に周囲のコンクリート打ちっぱなしのドックと好対照をなしています」。美しい椅子が並ぶ会議室は、意図した通りに機能しています。「オープンからわずか4カ月で、すでに39件の予定が入りました」。Lundgrenはそう説明しながら、防音・遮光カーテンでこの部屋を博物館の他の場所から完全に遮断できることを実際にやって示してくれました。