シャングリ・ラ ホテル

英国、ロンドン、ザ・シャード


ロンドンのスカイラインを見下ろす、エレガンスと静寂に満ちた空間

ロンドン中心部にそびえ立つ、垂直方向に伸びる圧巻の建築デザインが目を引く「ザ・シャード」。この超高層ビルは、交通と日常、そしてビジネスが交差する賑やかな複合施設です。ザ・シャードの最上部にある「シャングリ・ラ ホテル ザ・シャード ロンドン」には、この空間にふさわしいエレガンスと静けさが息づいています。

ザ・シャード誕生のきっかけとなったのは、この建物のデベロッパーであり、共同所有者でもあるアーヴァイン・セラーの意欲的なビジョンでした。セラーは「圧巻の建築デザインが目を引く、垂直方向に伸びる都市」を実現したいと考えました。セラーは、オフィスやリテール、レストラン、レジデンス、ホテル、展望台などを備えた複合施設を思い描いたのです。

カタール国と受賞歴を誇るイタリアの建築家レンゾ・ピアノのコラボレーションによって、東洋とイタリアのインスピレーションの見事な融合とともにセラーのビジョンが実現しました。尖塔を想起させるザ・シャードのスカルプチャーがテムズ川から天空に向かってそびえ立つ一方で、先が尖ったそのデザインは、ロンドンの教会や大型船舶の帆柱を想起させます。こうして、訪れる人が建物とそこからの景観を楽しむことができる、複数のエリアを備えた、活気あふれる多様な空間が誕生しました。それも、ロンドンの主要な交通結節点からアクセス抜群の優れたロケーションに。

さまざまな施設が入居するザ・シャード。24階のオフィスは、人々が行き交う1階の交通結節点と直結しています。31階から33階にかけてレストランやバーが立ち並びます。建物の最上部を占めるのは、レジデンスとシャングリ・ラ ホテル。息をのむほど美しい景観が訪れる人を待っています。地上87階建て、高さ約310メートルを誇るザ・シャードは、ロンドン市街が一望できる世界屈指の絶景スポットのひとつです。

ザ・シャードのデザインの中核を担うのは、その軽やかさと透明性。移りゆく空とともに、さまざまな姿を見せてくれます。光と空間、街とのつながりが常に動いていることが感じられる空間です。

シャングリ・ラ ホテルのレセプションとスカイロビーのハイライトは、重厚な大理石と温かみのあるダークな色調のウッドパネル。華やかな空間において、落ち着いた雰囲気を演出しています。絶景を楽しむことができる威厳と静寂に満ちた広々とした空間を、カーペットやファブリックが柔らかな印象に仕上げています。館内に配されたハイメ・アジョンのロオチェアは、この巨大な複合施設内でエレガンスと静けさを感じるのにぴったりの場所です。大きな照明やカーペット、ロンドン市街が一望できる広々とした窓というクラシックな内装に囲まれて、心安らぐホームの感覚を届けてくれます。